元気が一番！

10/25〜26と奈良県にある空自　幹部候補生学校の生活体験に参加。


ここは空自の幹部自衛官となる為に必ず入校する全国唯一の学校である。
防衛大学校、防衛医科大学校、一般大学校卒業者等に対し、
幹部自衛官としての資質を養い、初級幹部として職務を遂行するのに
必要な知識と技能を修得させる為の教育訓練が行われている。

２日間に渡り、きめ細かい体験入隊スケジュールが組まれており、
隊員の制服制帽をお借りし、気分はすっかり空自隊員



到着日のお昼の体験喫食はナッツとチョコ入りのケーキ付き
自衛隊員が作られる食事は美味し〜い

阪神淡路大震災に助ける事が出来ずに悔しい思いをされた隊員さん達の気持ちを受け、
導入された機材などを見せてもらい、
人命救助システム体験や消防服を試着させていただいたり、
歯科まである病院設備見学他盛り沢山の見学や体験をさせてもらう。

基礎教練では、方向転換、敬礼などを習う。
夜は隊員達と懇談会。隊員達は大学、院、出たての、フレッシュマン。
大阪に縁のある隊員達と、とても可愛い女性隊員２人も含め７人、
明日の課題もしなければならない忙しい夜の時間帯なの
学校に付いて、自分の夢について、熱く語ってくれた。

宿泊所は幹部職の方が泊まられる宿泊施設をご用意頂き
女性モニター隊は翌朝５時起床。

簡単な運動の後、構内一周、約1.2ｋｍランニング。
若いモニター隊に付いていったので、かなりのスピード

一緒に伴奏してくれてた防衛省事務官の男性が
スピード落として下さい！と声がかかる。
既にモニター隊は２つに別れていた。
前には自衛隊員たちが迫っていて、
「抜かしていってください」とまで言われたらしい
私は終盤、自分のペースで無事完走
その後、腕立て伏せで朝の運動は終了。
軽めでラッキーだった今回の体験。
去年の陸上自衛隊体験の方とは、ちょっと違う模様。
幹部隊員食堂で朝食後、
６時集合で隊ごとに学生達は集まってくる。
揃い方が数秒遅いということで
何隊かは一度部屋に戻され、再度集合するという徹底ぶり。
皆さん、上半身裸。
その後、班毎に分かれた隊員達の朝礼を見学。
先生達の生徒への口調も生徒達の朝の所感も
デスマス口調ではなく、…である、…だ！口調。
かなりのユーモアを交えて話されるので
モニター隊は笑いの壺に入ってしまう。
この人達は幹部として各航空隊に帰るので
そこで人を惹きつけるには、このようなユーモアも必要なのだと納得。
ぴんと張り詰めた空気の中、ホット和ませてもらったひと時である。
隊ごとの行進の練習もとても厳しい
朝礼台のところで沢山の教官が時間を計測したり、
皆の足、手などの姿勢のチェックと、皆緊張して前を行進。
「１秒遅い」と教官の声が飛ぶ。
１秒でも隊員達は日本を守るために大事にされているのだと感じた。

8：15国旗掲揚、日の丸に向かい敬礼！
基礎教練、ＬＬ教室で防衛省職員による英語の授業。
実際に学ばれてる会話集のプリントを見て
ブルーインパルス初め戦闘機パイロットになった気分で
ブース毎で繋がった相手とペアで、管制官とパイロット役で模擬英会話レッスン。
私の繋がった相手はモニター隊のお世話をしてくださってる幹部職の班長
無事終了し、またまた見学、試乗に構内へ。

その後、マイクロバスで射場へ射撃訓練見学に行く。
約１時間弱の道のり。
平城遷都１３００年祭の横を通り

鹿を沢山見て若草山、正倉院展の大行列を横目で見ながら一路射撃場へ。




途中、隣に止まった観光バスの方や、
信号待ちをしてた方から、異様な視線
同じ制服を着て、囚人の護送車と間違われたか…
そんな貴重な体験をして到着。
実弾射撃とあって物々しい警戒の玄関。
頭にはヘルメット。

緊張感漂う中、射撃テストが行われていた。
教官役の女子学生の大きな声が響いている。

そこで携行食をいただく。
初めて食べる携行食はご飯大盛りにハンバーグシチューをかける。

戻り、買い物、ソフトクリーム、松林苑、飛翔館見学後、
離隊。

沢山の見学場所、体験場所があった貴重な体験をさせていただいた。
また防衛省事務官の方たちにもきめ細かいご対応を頂いた。
厳しい訓練に裏打ちされた日本を守る空自隊員達。

今回同じ空気の中で体験させていただいた幹部候補生の中からも
ブルーインパルスのパイロット初め色んな場所で活躍される方達が
巣立っていかれるのだろうと思うと、感慨深い。
私は二度とは来れないこの幹部候補生学校を後にした。